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災害に備えよう

*本サイトではプロモーションを含みます。
生活術

私は、あるyoutubeチャンネルで
「南海トラフ地震」の恐怖について知りました。
巨大地震が近い将来日本で起きるのです!!

南海トラフ地震とは
日本列島の駿河湾(静岡県)~日向灘沖(宮崎県)までにある
フィリピン海プレートとユーラシアプレートがぶつかる海底の溝状の地形を作る区域を「南海トラフ」と言い、
そこで発生した地震を「南海トラフ地震」と言います。 


フィリピン海プレートとユーラシアプレートの力が海底でぶつかり合い、
大きなエネルギーがたまり、その巨大なエネルギーが放出される時に大規模地震になるのです。
内閣府も注意喚起しています。

南海トラフ沿いの大規模地震(M8からM9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70から80%であり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から約80年が経過していることから切迫性の高い状態です。

2024年12月6日 国土交通省 気象庁「南海トラフ地震関連解説情報」

日本中が悲しみに暮れた、
東日本大震災でのマグニチュードは9.0でした。
2024年12月に気象庁が
南海トラフ地震について発表した
南海トラフ地震関連解説情報によると、
「東日本大震災と同じレベルの大きさの地震が
関東~九州までの太平洋側に
30年以内に約75%の確率でやってきて
その確率が間近に迫っている」

と言うことなのです。

「ゾッ」としました。
これは恐怖を与えようという趣旨ではありませんが、地震大国日本においては知っておかないといけない事実なのです。

正しい知識を持ち備えることが
この地震大国である日本で生活するために
とても大切なことであると思いました。

私も息子と一緒にイチから防災について学ぶために、徳島県立防災センターに訪問させて頂くことにしました。

徳島県立防災センターってどんなところ?

徳島県立防災センターは大人も子どもも楽しく防災を学ぶことが出来る場所です。

展示コーナーで学習しどのように「備え」ればよいか考え、体験を通しての正しい「知識」を持ち、災害発生時にはどのような「行動」をとれば良いかを学ぶことが出来ます。

入場は無料で、入館の際は予約もいりません。
(救命体験や防災学習は要予約)
また土曜・日曜・祝日に開館しているので、
観光に行った際に立ち寄りやすいのも嬉しいです。

私がこちらの施設に行きたいと
思った一番の理由は
防災体験ツアー」があることです。
4つの災害を想定した体験ができます。
子どもに災害の危険性について教えるよりも、
実際体験することで、
より分かりやすいだろうと考えたからです。

防災体験ツアーに参加する際に必要なものはありません。
風雨体験の時の雨具やゴーグルも準備して下さっています。
個人的にはしっかりと学習するために、メモとペンを持参すれば良かったと反省しました。

防災体験ツアーは当日受付で大丈夫ですが
10名以上の団体や車いすの方は予約が必要な様です。

時間帯はパンフレット上では以下の通りです。
(2024年12月現在)

徳島県立防災センターパンフレット

体験ツアーの⓹の「風雨体験」は15:00と15:30の時間帯は暴風雨を体験できるのですが、それ以外の時間帯は暴風体験のみです。

防災体験ツアーに参加

受付で防災体験の予約をしました。
防災体験は
➀防災ガイダンス
②地震体験
③消火体験
④煙体験
⓹風雨体験

の5コースありました。
ガイドさんがついて下さり、
説明や質問へのご回答をして下さいます。

徳島県立防災センターパンフレット

時間帯は9:30~15:30までです。開始時間は変更になる場合もあるので事前にご確認下さい。

➀防災ガイダンス
約20分ほどスクリーンを見ながら、地震について学んだり、災害体験者さんのお話を視聴できました。
地震の被害や被災された方の辛さや悲しみを知ることができました。

②地震体験 

地震体験では震度7の揺れを2度体験できました。
息子は小学校低学年なので震度6だったと思います。
実際体験してみた感想は
震度7の地震の揺れはすごくよく分かったのですが、思っていた揺れよりも体感では大きく感じなかったということです。左右に激しく揺さぶられて立っていられないほどかと思っていました。でもガイドの方の説明を受け、恐ろしさに気が付きました。
体験では揺れを感じる前にアナウンスがあるので心の準備ができ、足を肩幅に開き体幹を安定させたりバーを持っていますが、実際の地震では予知できず支えもないのです。
普通に歩いていたり、生活しているだけでも震度7の揺れを受けると確実に転倒してしまいます。
赤ちゃんを抱っこしていたら、、
階段を下りていたら、、
荷物を持っていたら、、
揚げ物お料理をしていたら、、
不安定な家具が近くにあったら、、

そう考えると地震はものすごく怖いです。
生活をしている上で起きた地震は対処できませんが、家具を固定することや荷物を整理し不要なものは家の中置かないなどは今日からできます。少しずつ実践していこうと思いました。

③消火体験


こちらでは、火災のアニメーションを見ながら、実際に消火器を使い消火をする体験です。体験なので消火剤の粉ではなく、お水だったと思います。


火事に遭遇した時の行動
1、火事の際は大きな声で「火事だー」と叫ぶ。
2、消火器を準備する。
3、消火器の上の黄色の安全ピンを上に引き抜く。
4、利き手でホースの先端、反対の手で消火器の黒のレバーを強く握って噴射する。

消火器は火元に向かって噴射する。
消火器の噴射時間は約10秒から15秒。

消火器の噴射時間の短さには驚きましたね。
いかに初期消火が大切かがわかりました。
とにかく人を呼んですぐに消火する!!
子どものころに何度も避難訓練で教えてもらった消火方法でしたが、完全に忘れていました。知識があれば落ち着いた行動ができ、最善の判断につながります。
普段から消火器の位置の確認や設置場所などの確認が必要だと感じました。

④煙体験 

火より怖い煙と言うことで、こちらでは火事の際の煙の体験が出来ました。
匂いの付いた訓練用の煙が充満した部屋を3部屋移動していきます。段々煙の量が多くなり、視界も悪くなっていました。部屋の上側と下側では煙の量が違いました。煙は上の方に充満しているので、なるべく低い体勢で移動しました。
建物火災での死亡原因は火傷よりも一酸化炭素中毒や窒息による死者の方が多いというデータもあります。煙は火災により熱せられて空気より軽くなり上昇します。天井まで届くと横方向に移動し、煙の量が増えると床近くまで降りてきます。
煙のスピードは横への広がりは毎秒約1m、
横への広がりは毎秒約3~5mです!!

想像以上に速いので、素早く避難することが大切です。


煙の中を避難する際大切なこと
1、濡れたハンカチやタオルで鼻と口を覆う。
(水分は煙の成分を吸収し、有毒ガスや熱気を薄める効果や熱さから顔を守るため)
 何もなければ上着の袖口や襟で鼻と口を覆う。
2、煙からの避難はできるだけ姿勢を低くする。
3、燃えている部屋の扉は閉めて、下階へ避難する。

体験の際は暗い部屋でのシュミレーションでした。実際の火災の際にも停電や電源スイッチなどを押すことが出来ないこともあるので、誘導灯や非常灯の明かりを目指して避難することが大切だと思いました。非常階段や非常口の位置の確認も必要だと感じました。

⓹風雨体験
一般財団法人国土技術研究センター(JICE)によると、
「1年間に平均26.1個の台風が発生し、11.5個の台風が日本に接近する」とのことです。
台風の進路上に日本があり、地球温暖化の影響による大雨と台風による暴風雨で災害が激化する可能性があるので、台風に対する知識を持つことが大切です。

私たちは午前中の体験でしたので、風体験だけでした。
体験時に必要なものはありません。風体験ではゴーグルを風雨体験ではカッパと長靴、タオルまでご準備して下さっていました。
風速30Mでしたが、手すりをしっかり持っていないと飛ばされそうでした。体験ではゴーグルをレンタルできるので装着していたのですが、風の強さで目が開けれないほどです。視界が悪くなり、立っていられないので転倒の危険もあります。台風の時に建物から外に出ることは大変危険なのだと思いました。また家の外に置いてあるものも飛ばされてしまうので危険だと思いました。台風が近づきそうになったら、自宅周辺の風対策も必要です。

体験ツアーを終えての感想
実際に体験するとことで、災害時には人は無力だということを骨身に感じました。
災害をほぼ経験したことのない私は、ニュースやネットの災害の情報だけでは災害がどれほど恐ろしいものであるか、なかなか理解することが出来ませんでした。体験できたことで恐怖を感じながらも、「無知」が一番の恐怖だということがわかりました。私はすぐに忘れてしまうので、今回体験することで記憶に残りました。災害時には落ち着いた正しい行動が出来ればいいなと思いました。

救命体験

こちらは2週間前までの予約でしたが、訪問日は偶然にも救命講習会を開催されていました。徳島県消防協会の指導員さんが講習をして下さいました。 
映像教材を視聴後、模擬人体装置や模擬AEDを使い実技を行いました。 
内容は大人と子どもの心肺蘇生法とAEDの使用方法、気道異物除去方法についてです。

心肺蘇生法とAEDの使用方法

➀まず意識の確認
②意識がなければ助けを求める。
『救急車とAEDをお願いします』と叫ぶ。
③AEDと救急隊が来るまで胸骨圧迫(心臓マッサージ)。
救急隊が来るまでの約10分程度は胸骨圧迫を続けなければならないので、なるべく人が多いほうが良い。

AED使用方法で覚えておくこと
※電源を入れればガイダンスが流れるのでその手順通りにすればよい。
※電気ショックの際は心臓マッサージをやめ、全員が倒れた人から離れる。
※救急隊が来るまではAEDのパットはそのままつけておく。(心臓の動きを解析している)


心臓マッサージで覚えておくこと
※両乳首を結んだ線の真ん中を強く早く絶え間なく両手で圧迫する
※子どもの場合は両乳首と結んだ線の少し足側を強く早く絶え間なく片手で圧迫する

正確で具体的な方法があるのですが、全部覚えるのは大変なので上記だけでも是非覚えてください。
人工呼吸は省略し心臓マッサージだけでも有効です。
勇気のある行動が命を救います!!

気道異物除去(のどに何かが詰まった)法

意識がない場合は心肺蘇生をします。

➀背部叩打法
両肩甲骨の間を手の付け根で何度も強く叩く


②腹部突き上げ法
異物が詰まった人の後ろに回り込む。
おへそとみぞおちの中間より少しおへそ側に握りこぶしを作る。
もう一方の手で握りこぶしを抑え、自分の顔の方向に向かって圧迫するように突き上げる。


妊婦や乳児は行わず背部叩打法のみ行う。
腹部突き上げ法を行った際は救急隊に申し出るか医療機関を受診する。

③乳児の背部叩打法
救助者の片腕にうつ伏せに乗せ、頭を体より低く保つ。
もう一方の手の付け根で背中の真ん中あたりを強く叩く。

防災用品

館内には様々な防災用品の展示がありました。
備えあれば憂いなしです!!

首相官邸ホームページに災害の備えチェックリストがあります。こちらを参考に非常用持ち出し袋を準備しましょう。政府広報オンラインの「今日からできる食品備蓄」もとても分かりやすかったです。

「防災の日」をご存じですか?
大正12年9月1日に関東大震災が起き、たくさんの被災者が出ました。
この震災を教訓に防災意識を高めようと制定された日です。
防災用品の中には食料品や懐中電灯などを備えると思うので、毎年9月1日に賞味期限や使用期限を確認したり電池残量の有無を確認する日に決めておくのもいいですね。

ハザードマップを確認したり、避難場所や避難経路を確認すること。
災害時や緊急時の知識を身に着け、準備や対策を行うこと。
緊急時にはとにかく人を集めること。
知識を持つことで、落ち着いた行動や対応でき、自分や誰かを守ることが出来ると学びました。

すごく丁寧に優しく教えて下さった
徳島県立防災センターの皆様には
心から感謝です。
有意義な学びの時間でした。
徳島県まで足を運び本当に良かったです。 

家族で災害時の備えや行動について話し合おうと思います。
まずは地震対策で災害の備蓄の準備と家具の固定からやっていきます。
ちなみに2024年のふるさと納税の返礼品は全部「防災グッズ」にしました。

最後までお読みいただきありがとうございました(^^♪

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