2025年5月4日、雪の大谷ツアーに参加しました。
GWともあり、観光客がたくさんいました。
自然が作る感動的な光景を見ることができ、素晴らしい思い出ができました。
レポ開始します♪
\個人ツアーの方はこちらもご覧下さい/
あるぺん村ツーリスト立山室堂直行バス2025バスツアー
雪の大谷とは
富山県と長野県を結ぶ立山黒部アルペンルートの中で最も標高が高い場所に位置する室堂(むろどう)付近にある人気スポットです。
標高約2390mの場所にあり、吹き溜まりになる地形のため、毎年大量に雪が積もります。
春から初夏にかけて冬季に積もった雪を除雪して作られる巨大な雪の壁です。
高さは最大で約20メートルでビルの5階建て相当の高さです。
迫力満点の光景は来る人に感動を与えます。
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私たちが参加したツアーは
あるぺん村ツーリスト
立山室堂直行バス2025 です。
アルペン村から参加しました。
バスツアーは昼食付きと昼食なしがあるのですが、私達は昼食なしにしました。
ツアースケジュール
立山あるぺん村10:30発
↓
室堂12:00着(滞在時間3時間)15:00発
↓
立山あるぺん村16:30着
大人(中学生以上)8500円、子ども(小学生)7500円
GW出発は一人につき1500円追加
あるぺん村は道の駅のような場所です。
お土産、新鮮野菜、軽食、ます寿司の販売、お手洗いがありました。
敷地内にはふれあい牧場があり、ヤギや羊にエサをあげることができました。
セブンイレブンもありました。




無料駐車場があるので、レンタカーの私たちは富山駅発のツアーよりあるぺん村発のツアーの方が良かったです。
ホテルテトラリゾート立山宿泊者の方は、ホテルからの乗下車が可能です。
室堂ターミナルでは飲食店の混雑状況や食料の販売状況などがわからないので
富山駅前に宿泊していたので、朝富山駅にお弁当を買いに行って乗車に備えました。
2025年の冬はとても寒く、5月になっても気温は低かったです。
でもさすがに日中晴天の日は汗ばむくらいの気温でした。
こんな時に雪ってあるのかな?
と思っていたのですが、
富山に行くまでの新幹線から立山連峰を見た時驚きました。
まだ山の頂上付近は真っ白です。
本当に別世界なんですね。
ガイドさんの案内を聞きながら車窓を楽しめました。
個人旅行よりはガイド付きツアーの方が高額になってしまいますが、
歴史や植物、食べ物などネットや本だけでは知ることのできない、
地元の方だけが知っている情報を知ることができました。
これも旅行の醍醐味です。
雪の大谷に行く時に大事なこと
大前提!!
これだけは大前提で覚えておかないといけません。
雪の大谷に行けるかどうかは現地に行ってみないとわかりません。
「え?っ」どういう事!?
車中ガイドさんの案内が始まってすぐ、
「昨日は行けたのですが、一昨日は行けませんでした。今日はどうですかね?」
と言っていました。
この時期は半分くらいこんな天気とのことです。
「行けるか」「行けないか」なのです(笑)
私は案内を聞きながら、そんなことある?
でもまぁ今日は天気も悪くないし、大丈夫でしょ。
と思っていました。
この時期に本当に雪があるのかな?と思っていたのですが、
美女平(びじょだいら)トンネルを超えたあたりから雪がありますとのことでした。
トンネルを超えると雪景色と言うのはスキー場に行くときによく感じることです。
いつの時期が良いのか
ガイドさんの情報によると
立山黒部アルペンルートは「雪の大谷」と「紅葉の時期」がとても混雑するとのことです。
雪の大谷は4月中旬~6月中旬の限定であり、雷鳥の繁殖期が5~6月で遭遇しやすいとのことです。
高山植物を楽しみたいなら他の時期に来るのが良いそうです。
登山をされる場合は荷物にお金がかかることもあり、滞在時間が長い夏時期が良いとのことでした。

雷鳥を見た際は室堂にある「自然保護センター」に報告すると記念シールがもらえるそうです。
ツアーバス乗車の注意点

➀カーブがきついので車酔いをする方は注意。
→遠くの動かない景色を見る、酔い止めを飲むなど。
②トイレがない。
→乗車前に済ませておく。緊急トイレを携帯しておく。
③高低差が大きく気圧の変化で耳が痛くなる(中耳気圧外傷)ことがある。
→飴玉をなめる、唾を飲み込む、あくびをするなど耳抜きをする。
快適なバスツアーを楽しんでくださいね♪
立山有料道路
観光バスは立山有料道路を通ります。
立山有料道路は全区間が中部山岳国立公園内にあり、桂台~室堂の区間にある山岳観光道路です。
環境保全のため、マイカーの乗り入れはできません。


立山有料道路の通行料金
立山有料道路は通行料金が高いです。
バスツアーの料金が高いなと思われた方もいらっしゃると思いますが、
バスツアーは立山有料道路の通行料金が高いので仕方のないことの様です。
でも私は妥当な金額だと思いました。
私たちは7人で参加したので69000円。
かなりの痛手です涙
立山有料道路の通行料が高い理由はガイドさんが教えてくれました。
立山有料道路は総工費が約6億6500万円かかっています。
また中部山岳国立公園のため、管理や環境の維持に費用が掛かります。
しかし以下の理由などのため、回収がとても難しいようです。
・高山の自然を守るため一般車の乗り入れができない。
・道路は一年中使えず、4月中旬~11月末には閉鎖
・除雪作業や自然保全などの維持管理
観光バスは往復利用で52800円の通行料が必要です。
バス代、燃料代、人件費などの原価を考えても妥当な金額なのだと思いました。
桂台の料金所では、バスのタイヤを洗浄を行ない、立山の自然環境保護を行っています。
天気が悪い日に通行すると絵ハガキがもらえました。


美女平トンネル
桂台~美女平間に位置し、全長271mのトンネルです。
標高差310m、斜面勾配が40~60度で、全国でも屈指の難工事だったようです。
また中部山岳国立公園内にあり、自然環境を壊さないように建設されたようです。
道幅が狭く勾配の急な道をどんどん登っていくバス。
運転手さんの運転技術もとても高いです。
車窓からの風景
車窓はポストカードになるような景色でした。
冬にはたくさんの雪が降り、暖かくなると雪解け水が山の上から少しづつ流れ小川を作り、小川がたくさん集まって川になる・・。
自然ってこうやって作られるんだと感じました。




ガイドさんの案内の全てを覚えられないまでも
立山の歴史や文化に触れることができ、観光がより楽しいものになりました。
車窓からは樹齢800年以上と言われている「仙洞(せんどう)スギ」や落差350mで日本一の高さを誇る称名滝(しょうみょうだき)が見れます。
運転手さんが減速し見せてくれたのですが称名滝は霧のため見れませんでした。
称名滝は
国指定名勝・天然記念物。
日本の滝100選。
日本の音風景100選。
春から夏にかけて立山連峰の雪解け水で水量が増し、称名滝の右側から現れた「ハンノキ滝」とともにV字型に流れ落ち迫力満点の滝になります。


雪の大谷
いざバスで山を登って、室堂近くまで進んで行くと、が曇り始めて霧も少し出ています。
天気は悪くなってきたなぁという感じでした。
雪の大谷を観光されているお客さん達がたくさん見えてきました。

ガイドさんが「良かったですね、今日は行けていますね。」と言われたので安心しました。
室堂のバス降り場に到着。
バスを降りる時にガイドさんから、
トイレをすませたら1番に雪の大谷に行かれた方がいい。いつ通行禁止になるかわからないです。とのことでした。
トイレを済ませて、直行しました。
道路は除雪がされてあるので、雪は積もっていませんでした。
しかし観光道路以外のところ雪が積もっています。
やはり寒かったです。
雪の大谷に行く服装は?
旅行前の服装はとても迷いました。
なんせ雪が積もらない地域に住んでいるので、何がいるのかわかりません。
アウターや靴などどうすればいいのか‥。
雪があるし寒いのはわかるけど、防寒着は荷物がかさばるからなるべく持って行きたくないし。
私はUNIQLOのダウンとヒートテック、カイロで挑む事にしました。
バスのツアーの方は冬山登山の格好をした方は少なかったです。
私たちのツアーは3時間の散策時間しかなかったので、雪の大谷を見るのがメインの方が多いからだと思います。
室堂にはたくさんの観光目的方がいらっしゃり、
スキーを楽しむ方や雪山登山の方など。
目的によって服装は様々でした。
私の様に、雪の大谷がメインの場合は
いつも着られている真冬の服装で大丈夫だと思います。
個人的には手袋以外の小物は不要だと思いました。(マフラーやニットの帽子など)
あれば暖かくて良いのですが、私は荷物がかさばる方が嫌だなぁって思いました。
手の冷えは応えましたね~。
雪の大谷ウォーク
私たちが観光している時は霧がすごく、髪がだいぶ濡れました。
そして残念ながら、雲と雪のコントラストは見れませんでした。


雪の大谷は道路の片側一車線全部が歩行者道路、
もう片側一車線が観光バスの一方通行車線です。


観光客が多いのですが雪もなく道幅も確保されているので、
ベビーカーや車椅子の方も観光できます。
しかし坂道なので介助の方はしんどいかもしれません。

2025年の冬は、高さ最大16mでした。
雪ってこんなに積もるの?と驚きでした。
雪の壁を見て、自然の力って大きいんだなぁって改めて感じました。
雪の壁は毎年高精度なGPSを活用し、専門の大型除雪車で約一か月かけて除雪するそうです。
(絵ハガキ参照)
自然の圧倒的な力もすごいし、人間の技術もすごい!!
そう思いながら大迫力大感動の雪の大谷ウォークでした。
室堂のターミナルから雪の大谷の観光終了地点まで、約15分くらいだと思います。
写真を撮ったり雪遊びしたりで、50分くらい楽しみました。
雪の大谷から、少し外れたところは雪道です。

もちろん息子は大はしゃぎ。
ガンガン雪道を歩いて行きます。
く、靴がぁぁ。濡れると替えがないので、ヒヤヒヤでした。
でもなんとか濡れずに過ごせました。
荷物に余裕があれば、
子ども用の長靴は持って行かれた方がいいですね。
室堂ターミナル
雪の大谷を楽しんだ後はいよいよ室堂エリアの散策に行くことになりました。
ターミナルから出た瞬間‥
真っ白。何にも見えないのです。
まさに「一寸先は闇」状態。
みくりが池どこ?雷鳥いる?の前に
息子はどこ?レベルの霧です。
ちょっとでも離れてしまったら、大人も迷子になるくらいの濃霧。

写真を見て頂いてもわかるように、何も見えません。

カントリースキーの方や登山される方も大勢いらっしゃいましたが、みなさん断念されていました。
とても残念ですが、天気ばかりは運任せですもんね。
休憩を兼ねてお昼ご飯にすることにしました。
ここでまたまた経験談なのですが、
室堂ターミナルの中には持参した昼食を食べるところがありませんでした。
ターミナル2階にレストラン立山、ティーララウンジリンドウ、ターミナル1階に立山そば(立席)、コーヒーショップなどのお店はあるのですが、
ツアーで申し込まれた方の中にはお弁当付きプランの方もいますし、混雑を考えて私達の様にお弁当を持参した方もいます。
椅子は階段の踊り場にある長椅子に15名程度座れるだけです。

大混雑の中、みんな壁際に立ってお弁当を食べていました。
濃霧による立ち往生でターミナルはとても混雑していたことが原因かもしれないのですが、
その辺りも計画の際には覚えておいて頂くのが良いかと思います。
ゴミステーションはターミナル内にあるので、
食べ終えたゴミはゴミ箱を利用させて頂きました。


昼食を食べ終え、コーヒーショップでソフトクリームとおでんを食べました。
席の確保が本当に大変でしたが、ようやく座れ一息つきました。


昼食はバスツアーについていても、食べる場所は確保されていないので注意です。
また乗ってきたバスも混雑状況によっては、ツアー終了までバス停車場で待機できないので
バスの中でお弁当を食べることができません。
天気が良い日はピクニック感覚で景色を見ながら食事をするのかな?
この時期は積雪があるから、結局は立って食べるのことになりそうです(笑)

そんなこんなで休憩し、ターミナル内に戻るとビックリするくらいの人!!!
雪の大谷が通行禁止になっていて、身動きがとれないくらいの人でした。
バス出発の時間があるので、出発の30分前にバスに戻ることにしました。
室堂ターミナルから雪の大谷への入口とバス待機場への出入口が同じなのです。
雪の大谷が通行禁止になっているため、入口を封鎖されていて私達も身動きができない状況でした。
係の方もおらず、私たちはバスの集合時間があったので焦っていました。
「観光バスに戻られるお客様いますか?」の声があり、
私たちは手を挙げたのですが人が多すぎて、係の人に見えていなかったと思います。
でもなんとか人込みを抜けて出ることができました。
ツアーバスに戻られる方が何組かいらっしゃって、
「集合時間に間に合わないかと思った」と口々に言っていました。
ほとんどの方が雪の大谷に行かれる方の列だったのです。
そして、やっと抜け出したと思ったら今度は
バスがどこにあるかわからない!!

一台ずつ確認してようやくバスに到着し、集合時間に間に合いました。
メインの雪の大谷だけでも体験できて良かったです。
そして景色は何も見えなかったけど、心に残る思い出になりました。
ちなみに翌日のテレビでは
快晴の雪の大谷が地元テレビ局により中継されていました。
ポスターになるような青空と美しい光景・・。
一日でこんなに違うものかとみんなで笑っちゃいました。
自然の力って偉大だな~。

最後までお読みいただき
ありがとうございました(^^♪